風 - FUNKY MONKEY BABYS
風がちょっとだけ冷たくなる
こんな時こそいてほしいのに
君はあの日の記憶に中
悲しいほど笑顔のまま
甲州街道のイチョウ並木
あの歩道橋を通るたびに
僕は今でも思い出すんだ
君は今でも覚えてますか?
笑い声が響いたり
涙で景色が滲んだり
君がずっとそばにいたから
ずっとそばにいると思っていたから
その時は気付けなかった
離れて初めて分かった
誰よりも温かい笑顔
今ならきっと気付けたよ
思い出を運んでくる風
それでも季節は過ぎてゆくだけ
君のぬくもり残る左手
そっとポケットにしまって
風がちょっとだけ冷たくなる
こんな時こそいてほしいのに
君はあの日の記憶に中
悲しいほど笑顔のまま
はらはらと吹かれ舞う木の葉に
あの日残した君の言葉を
思い出し一人たそがれ
徐々に薄れていく君の面影
一人たたずむ街の雑踏
だんだんと灯りだす街灯
君と重ねた手のぬくもりも
時を重ねてうつろに
夜長に光る月の明かり
おぼろげな記憶の中に
君の姿を探して
いっしょにいたかったこの季節を
過ぎていく日々をあかして
「元気かい」って今は言えるよ
冷たくなってく秋風を
感じながら明日へと
風がちょっとだけ冷たくなる
こんな時こそいてほしいのに
君はあの日の記憶に中
悲しいほど笑顔のまま
今 それぞれの景色と
時間が過ぎていくのに
冬の足音近づくと
ふいに止まる時計の針
遠く遠く離ればなれ
風のうわさも届かないけど
せめて君よあの日のような
笑顔は忘れないで
どうか笑っていて
風がそっと運んだ香りに
君の思い出がよみがえる
今は幸せな記憶の中
まぶしいほど笑顔のまま
風がちょっとだけ冷たくなる
こんな時こそいてほしいのに
君はあの日の記憶に中
悲しいほど笑顔のまま
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