たとえば、君が死んだら - Goose house
締め切ったカーテン越しに
朝日は容赦なく差し込んで
君はまた昨日の夢に
笑顔を置き忘れてきたみたいだ
いつからだろう? 君が少し
朝がくるのを怖がり始めた
疲れた顔 隠すように
曖昧な笑顔でごまかしても
交差点に立った君は
迷子のように不安気に見えた
何にも持たず生まれてきた
自分のこと責めてるけれど
たとえば、君が死んでも
世界は変わらない 悲しいほど
でもそこに生きている
僕は変わるだろう
今日までの 君が作った
輝きを胸に残して
真っ白なシーツにつけた
透明な涙のシミは消えても
無意識に投げつけられた
常識の絵の具で僕も染まっていく
汚れたこの目で何を見ても
喜びなど見つかりはしなくて
たとえば、僕の言葉じゃ
世界は止まらない 空しいほど
でも君に届くなら
僕は叫ぶだろう
ありふれた「愛してる」さえ
世界変える魔法になる
たとえば、君が死んでも
世界は変わらない 悲しいほど
でもそこに生きている
僕は変わってしまうよ
今日までの 君が作った
輝きを胸に残して
だから君と今 生きたい
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