作詞:稲葉浩志
作曲:松本孝弘
★ VAN制作
冬の海辺をあてもなく歩いて
二人で貝殻集めて
人もまばらな橋の上のベンチで
いつまでも波音を聞いている
言いたいことが
からだの奥で渦巻いてるけど
言葉にできないそのことに
今はいらだつこともないよ
うつむくしぐさに孤独の疲れが見えても
何もできなかった
ひきずることでも突き放すことでもない
曇った気持ちを抑えてる
昔によく似た日々が続いている
ワインを飲みながら踊って
君の部屋のソファーにもすわった
でもけっして昔と同じじゃない
ほんの少し 離れて歩く
傷つかないように
ほんの少し 口数を減らしてる
大事なものなくさないように
冷たい風が僕らを近づける
くすぶる想い見透かすように
強い戸惑いを意味のない笑顔に
すりかえてまた戸惑う
小さな貝殻にひとつずつ絵を描いて
おもいでを砂に埋めてゆく
遠くで響いてる鐘は何かの
終りと始まりを告げている
恋という形のために壊れるものがあること
知っているのに会いたくなるのは
恋だから 愛だから それとも
僕らが追ってる夢は本当は
同じものかもしれないけど
恋はいらないとつぶやく僕は
ただのひとりよがりだろう
真夜中 舗道で突然その腕を
組んできた君はとても綺麗で
そのまま僕はじっと空を見上げてる
恋じゃなくなった日の空を
★ VAN制作
おわり
おわり
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